3月29日(土)開催 【カラーズ — 色の秘密にせまる】展覧会図録刊行記念 三木学氏 講演会
開催中の企画展「カラーズ — 色の秘密にせまる 印象派から現代アートまで」展覧会図録の刊行を記念した講演会を行います。
デジタル技術の発達にともない、スマートフォンの使用や仮想空間への没入が長くなることで、世界中で感覚の均質化や色のグローバリズムも進んでいます。それでもなおアーティストたちは、環境や地域の文化がもたらす異なる価値観や感覚を表現しつづけています。
本講演では、展覧会公式図録にご寄稿いただいている、三木学氏(色彩研究者、美術評論家)をお招きし、科学技術の発達による色彩観の解体、環境や素材、質感との再結合という観点からアーティストによる色彩表現についてお話しいただきます。
参加をご希望の方は、開始 10 分前までに講堂(B1F ミュージアムショップ奥)にお集まりください。
講 師:三木学氏
日 時:2025年3月29日(土)14:00~15:00
定 員:60名(先着順)
会 場:ポーラ美術館 B1F 講堂
参加費:無料(入館券が必要です)
三木学(みき・まなぶ)略歴:
色彩研究者、美術評論家/文筆家、編集者、ソフトウェアプランナー
独自のイメージ研究をもとに、現代アートや建築、写真、色彩、音楽などのジャンル、および書籍、空間、ソフトウェアなどのメディアを横断した著述・編集を行っている。
共編著に『大大阪モダン建築』(2007)、『フランスの色景』(2014)、『新・大阪モダン建築』(2019)〔以上、青幻舎〕、『キュラトリアル・ターン』(2020、昭和堂)など。展示・キュレーションに「アーティストの虹─色景」『あいちトリエンナーレ2016』(愛知県美術館、2016)、「ニュー・ファンタスマゴリア」(2017、京都芸術センター)など。色彩分析に「フジタ―「色彩」と「質感」の旅」『フジタ―色彩へ旅』(2021、ポーラ美術館)。ソフト企画に『Feelimage Analyzer』(ビバコンピュータ株式会社、マイクロソフト・イノベーションアワード2008、IPAソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2009受賞)、『PhotoMusic』(クラウド・テン株式会社)、『mupic』(株式会社ディーバ)など。