プレスリリース
10/18
2023
霊友会妙一コレクションより横山大観、菱田春草の 珠玉の名作を10月21日(土)から期間限定で展示
2023.10.18
ポーラ美術館では12月3日(日)まで「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」を開催中です。このたび霊友会妙一コレクションより横山大観《松並木》、菱田春草《曙色》をご出品いただき、10月21日(土)~11月3日(金・祝)の期間限定で展示します。大観と春草の個性が強く発揮された名品を同時に見られるこの貴重な機会にぜひご観覧ください。
本展覧会の第一章「明治・大正期の日本画」では、展示替えをしながら、会期中いつでも横山大観と菱田春草の作品をご覧いただけるようにしています。
岡倉天心を師と仰ぐふたりが、師の「空気を描け」という言葉に触発されて編み出した「朦朧体(もうろうたい)」という描法は、あえて古くから重視されてきた線で「画く(畫く)」方法を排し、絵具を空刷毛で暈す手法や西洋絵画にみられるような絵具を「塗る」という行為を導入したという点において、日本画の革新を辿るうえで重要なみどころのひとつです。
また、現代作家による新作を含む展示風景や、展示期間が限られているため展示替えを行った作品など本展の出品作品をすべて掲載した公式図録を10月21日(土)より当館ミュージアムショップおよび公式オンラインショップにて先行販売、10月30日(月)より書店店頭および各種ECサイト等にて順次ご購入いただけます。各章ごとの解説のほか、豊富なコラムも収録。本展覧会の全貌を余すところなくご覧いただける一冊です。拡大図や折り込みを交えて、じっくりとご覧いただけます。