肖像の100年
会期
2009年3月14日(土)ー2009年9月6日(日)
「肖像」は、古代より絵画や彫刻で表現されてきた伝統ある主題です。フランスでは革命後の19世紀に入り、それまでの社会を支配してきた王族や貴族が没落し、市民階級が台頭してきました。新しい社会の担い手となった市民たちは、自分の肖像画を望みました。それらの肖像画は、描かれる人物のステータスを以前と変わらずに表現するものでしたが、画家たちにとって肖像画を描くことは、同時代性を表すものとなっていきました。本展では、ポーラ美術館の西洋絵画コレクションから、19世紀から20世紀に制作された作品を選び、ルノワール、モディリアーニ、ピカソをはじめとする画家たちが人間とどのように向き合い、その姿を描いてきたのかを探りました。また、19世紀に発達した写真や印象派と同時代に活躍したアカデミスムの画家たちの肖像画との関係性や、肖像画に描かれた時代を映すファッションの変遷などもご紹介しました。
関連コレクション
関連イベント
スペシャルギャラリートーク
「肖像の100年―ルノワール、モディリアーニ、ピカソ」
2009年7月9日 14:00〜15:00
講師:大野芳材
(青山学院女子短期大学芸術学科教授)[当時]
ギャラリートーク(全4回)
2009年4月4日、5月16日、6月13日、8月20日
各回14:00〜15:00
常設展示
ポーラ美術館の絵画
会期 2009年3月11日 〉2009年9月6日
会場 展示室 2、3
小企画「歿後 40 年 坂本繁二郎 ― 白日夢の画人」
会期 2009年3月11日 〉2009年9月6日
会場 展示室 3
アール・ヌーヴォーの銀製手鏡と ガラス工芸
会期 2009年3月11日 〉2009年9月6日
会場 展示室 4
フランスのみた東洋陶磁
会期 2008年9月10日 〉2009年9月6日
会場 展示室 5