【カラーズ — 色の秘密にせまる】山口歴アーティスト・トーク
ニューヨークのブルックリンを拠点に世界で活躍するアーティスト山口歴氏をお招きし、トークイベントを開催します。
山口氏は、グラフィティ文化の大胆な身振りから着想を得て、絵画の基本要素である「ブラシストローク(筆致)」の可能性を追究した、立体的な作品を制作するアーティストです。従来のカンヴァスという枠を超えた彼の作品は、見る人に新鮮な体験を与えます。
本イベントでは、アトリウム ギャラリーで展示中の作品を中心に、山口氏の制作の背景にある筆致や色彩への思い、ストリートカルチャーからの影響、そして日本とアメリカをはじめとする“OUT OF BOUNDS”への意識についてお話を伺います。
参加をご希望の方は、開始 10 分前までに講堂(B1F ミュージアムショップ奥)にお集まりください。
日 時:2025年4月27日(日)14:00~15:00
定 員:60名(先着順)
会 場:ポーラ美術館 B1F 講堂
参加費:無料(入館券が必要です)
※本イベントの録音・録画はお断り申し上げます。
※当日はスタジオ記録用にビデオ撮影をさせていただきます。何卒ご承知おき下さい。
山口歴(やまぐち・めぐる)略歴:
1984年生まれ。東京都渋谷区出身。2007年に渡米し、現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している現代アーティスト。
絵画表現における基本的要素「筆跡(ふであと)/ブラシストローク」の持つ可能性を追究した様々な作品群を展開。代表作品群“OUT OF BOUNDS”では「固定概念・ルール・国境・境界線の越境、絵画の拡張」というコンセプトのもと、筆跡の範囲を制限してしまうキャンバスの使用を止め、筆跡の形状自体をそのまま実体化する独自の手法によって、ダイナミックで立体的な作品を制作し続けている。
90年代から2000年代初頭の東京ストリートカルチャーの変遷を経験して育ち、渡米後はALIFE、BILLIONAIRE BOYS CLUB、FTC、NIKE等アメリカのストリートカルチャーを代表するブランドやFENDI、ISSEY MIYAKE MEN、LEVI’S、OAKLEY、UNIQLOといった企業とのコラボレーションも行なっている他、2024年度 公益財団法人日本卓球協会派遣の卓球男子日本代表ウェアへの作品図版提供などを手掛ける。
発表作品は植島美術館コレクション、小川コレクション、岐阜県美術館、群馬県立近代美術館、Ssamzie Collection 、FENDI財団、株式会社ユニクロなどに収蔵されている。
近著に“OUT OF BOUNDS”(美術出版社)。
Photo: Hiroki Irie
©︎ 2022 MEGURU YAMAGUCHI
©︎ 2022 GOLD WOOD ART WORKS
Photo: Hiroki Irie
©︎ 2022 MEGURU YAMAGUCHI
©︎ 2022 GOLD WOOD ART WORKS