本展覧会の出展作家によるトークセッションを開催いたします。

和紙や墨など伝統的な日本画の素材を用いながら、アクリル絵具やコラージュなど様々な手法を取り込み、日本画の新たな境地を切り拓いている三瀬夏之介さんを迎え、2009年以降拠点とする東北でのフィールドワークを中心とした制作について伺います。また、本展覧会のために制作された新作の屏風《日本の絵―風に吹かれて―》での主題でもあり、近代の日本画家たちが好んで描いた「富士山」をはじめとしたモティーフについて、自身の体験を踏まえてお話しいただきます。

参加をご希望の方は、開始10分前に講堂（B1F ミュージアムショップ奥）にお集まりください。

日　時：2023年10月28日（土）　14：00～15：00

定　員：30名

会　場：ポーラ美術館 講堂および展示室

参加費：無料（入館券が必要です）

Photo: Ken KATO

作家プロフィール

京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻（日本画）修了。現在、東北芸術工科大学芸術学部美術科教授。岩絵具や和紙を画材として様々なイメージを取り込みながら、住む場所とその歴史や自身の記憶と不可分に結びついたテーマで作品を描き、「日本画」のあり方を問い続ける。地域名を冠した絵画の成立を探る「東北画は可能か？」プロジェクトを 2009 年に開始。