「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画」展 ボディペイント&ダンスパフォーマンス(吉澤舞子)
本展覧会にて幅10メートルにもおよぶ大型の新作《エルピスの花冠》を公開した吉澤舞子は、パフォーマンスや舞台のために出演者の身体に絵を描くボディペインターとしても活躍しています。
パンドラの箱に最後に残ったものであり、希望とも災いともされている「エルピス」。花嫁に送られる、永遠の象徴とも言える「花冠」。
当日は、本作品から出演者それぞれがイメージを展開させ、ボディペイントを施したダンサーを伴って、この場限りの特別なパフォーマンスを行います。二次元/静的な平面から三次元/動的な立体まで、ジャンルを超えた様々な表現が即興で交じり合う瞬間を、ぜひ目撃してください。
パフォーマンスは、展示室にてどなたでもご覧いただけます。
日 時:2023年10月8日(日) 14:00~15:00
会 場:ポーラ美術館 展示室2 吉澤舞子《エルピスの花冠》作品前
参加費:無料(入館券が必要です)
※イベント開催に伴い、当日のみ鑑賞順路を変更させていただきます。ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
展示風景より 《エルピスの花冠》(奥) Photo: Ken KATO
photo: EMIRI HABAKI
<出演者プロフィール>
■絵画・ボディーペイント
吉澤舞子
1987 年千葉県生まれ。女子美術大学短期大学部造形学科美術コースにて絵画を主に学び、多摩美術大学日本画学科へ三年次編入、日本画を学ぶ。2012 年同大学大学院を修了。
10m級の大作を得意とし、身体をモチーフとした作品を描く。人の抱く様々な感情や記憶を肯定したいと考え、制作を続けている。また、ボディーペイントを用いたパフォーマンスなども行っている。
■ダンス
高橋芙実
香川県出身。踊る人。渋さ知らズ舞踏手。
幼少期バレエを習う。美術系に進むも舞踏に出会いその世界にハマってしまう。
舞踏団トンデ空静、B 機関、とりふね舞踏舎、出演。サウナとビールが好き。
近藤彩香
3歳からクラシックバレエを始める。
TRINITY LABAN卒業
野田地図「ザ・キャラクター」より野田秀樹の作品、新演出のオペラや東京キャラバンなど多数出演
最近の出演作には、
2021年~2023年北村明子振付Echoes of Calling」
2022年野田地図「Q: A Night at The Kabuki」ワールドツアー
2021年Bunkamura主催「ウェンディ&ピーターパン」など。
■衣装
武田久美子
多摩美術大学テキスタイルデザイン学科卒業。テキスタイルの技術を生かしながらの舞台衣装デザインに興味を持ち、卒業後にロンドンへ渡英。
London College of Fashion の衣装デザイン学科、引き続き同校の大学院にて専門的、技術的に、ステージ上での衣装の役割や効果を模索するようになる。 大学院卒業後から本格的にキャリアをスタートし、グローブシアター、バービカンシアターなど、様々なパフォーマンスの衣装デザイン・制作をしている。2012 年からは拠点を日本に移し、舞台 森山開次「NINJA」、日生劇場オペラ「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」、映画「少女椿」、他広告や CM、コンサートの衣装など活動の場所を広げている。
■音楽
DAGFORCE
岐阜県飛騨高山出身。プロのラッパーとして活動を続け、2015 年より NY に移住。現地のジャムセッションでは日本語で即興演奏を続け、独自の感性を培う。コロナ以降は、東京と NY を行き来しながら音楽活動を行っている。DAG FORCE の由来は、DEATH AND GRAVITY の頭文字から来ている。
紗弓(Sayumi)
音の楽しさを伝え、人•自然•宇宙の喜怒哀楽を表現する音楽家。ピアノと打楽器を中心とした演奏と作曲編曲を行う。
音楽大学ピアノ科卒業 後舞台活動と並行して10年間バレエピアニスト、5年間音楽療法ピアニストに従事。現在は、作曲編曲提供、ジャンベ講師、おと遊びandリズムWS講師、多ジャンル作家やアーティストとのコラボレーション、セッションを通じ活動の幅を広げている。音楽ユニット多数所属。