南仏、エクス＝アン＝プロヴァンスで生まれたセザンヌは、パリと故郷を行き来しながら画家として生きました。
生涯の多くの時間を南仏で過ごしたセザンヌは、幼い頃から眺めてきたサント＝ヴィクトワール山など、故郷の風景を幾度となく描いています。
そんなセザンヌの南仏での暮らしぶりや食について、作品や写真などの資料をもとに紐解きます。
好物だった「じゃがいものソテー」、母親の得意料理「フェンネルのスープ」など、実際にセザンヌが食べたであろう料理もご紹介します。
生まれ育った家、絵を描いた場所、最後のアトリエなど画家の足跡を辿りながら、セザンヌが何を感じ、どんな風に暮らしていたのかに迫ります。

講師
林綾野（キュレーター、アートキッチン代表）

日時
2015年6月27日（土）14:00－15:30

会場
ポーラ美術館講堂

定員
先着100名（当日の入館券が必要です）

講師プロフィール
林綾野（はやしあやの）
キュレイター、アートライター。美術館での展覧会企画、美術書の企画、執筆を手がける。
新しい美術作品との出会いを提案するために画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、食への趣向などを研究、紹介する。
主な著作に『セザンヌの食卓』『モネ庭とレシピ』（講談社）などがある。