ヴィテブスクの冬の夜

  • 作家名 マルク・シャガール
  • 制作年 1947年
  • 技法・素材 油彩/カンヴァス
  • サイズ 45.0 x 59.2 cm
二人の男女が、赤いロバに乗って雪降るヴィテブスクの夜の空を飛んでいる。画面右の大きく描かれた建物は、ヴィテブスクの教会である。本作品は、シャガールが第二次大戦の混乱を避けて渡ったアメリカ滞在中に制作された。彼は1944年、アメリカで妻ベラを病で亡くし、悲しみからしばらく制作ができない時期が続いた。二人の男女は、シャガールと妻ベラなのかは定かではないが、夜空に細かい雪が舞う画面は、ロマンティックな雰囲気に満たされている。