花形花器

  • 作家名 ルイス・C. ティファニー
  • 制作年 1898年頃
  • 技法・素材
  • サイズ 高38.0 径13.0 cm
不思議な形状の脚付杯である。開く前の蕾のようにも見えるし、受粉が終わってしぼんだ花の、花弁の付け根にある子房が膨らみ始めた状態のようにも見える。蕾、満開の花、萎れた花、やがて育つ果実。このような、植物の花が見せるいろいろな段階の姿を、ティファニーはガラスに応用できたデザイナーだった。(『名作選』 2007)