ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌
パブロ・ピカソ(1881-1973)とマルク・シャガール(1887-1985)は、ともに20世紀を代表する芸術家です。ポーラ美術館開館15周年を記念するこの展覧会は、二人のライバル関係に光を当て、彼らの初期から晩年までの作品をたどることで、それぞれの新たな芸術家像を浮かび上がらせる試みです。 この二人の関係に焦点をあてた展覧会は、本展が世界で初めての機会となります。
この二人は、これまで対照的な芸術家と捉えられてきました。しかし、二人の作品を比べ合わせたとき、絵画における対象の変形や色彩といった二人が追究した課題において、また「愛」や「平和」という主題において、共通する取り組みも見られます。ときに近づき、あるいは相反して独自性を際立たせる二人の作品約80点から、彼らの芸術の本質に迫ります。
■15周年特別講演会 「ピカソとシャガールの生涯」
講師:木島俊介(ポーラ美術館館長)
日時:4月29日(土)14:00-15:00
会場:ポーラ美術館 講堂
■講演会「いまこそ《ゲルニカ》の話をしよう。」
講師:原田マハ(小説家、『暗幕のゲルニカ』著者)
日時:4月22日(土)16:30-18:00
会場:ポーラ美術館 展示室 及び 講堂
■開館15周年記念特別講演会
「30年代のピカソー愛と怒りの造形とルーツ」
日時:8月12日(土) 14:00-15:30
講師:大髙保二郎(早稲田大学名誉教授)
会場:ポーラ美術館 講堂
■箱根彫刻の森美術館×ポーラ美術館
学芸員によるクロストーク「ここがすごいぞ!ハコネのピカソ」
日時:
8月13日(日)14:00-15:00
ポーラ美術館 講堂および展示室
8月20日(日)13:30-14:30
彫刻の森美術館 ピカソ館
講師:
黒河内卓郎(彫刻の森美術館 学芸員)
東海林洋(ポーラ美術館 学芸員)
■ギャラリートーク
開催日: 2017年3月25日(土)、4月15日(土)、5月20日(土)、6月17日(土)、7月8日(土)、8月19日(土)、9月9日(土)
時間:14:00~14:40
■「シャガールが描いた音楽〜トーク&コンサート」
日程:2017年5月3日(水・祝)
1.トークイベント
日時:15:30~16:30
場所:地下一階講堂
出演:樋上千寿(京都造形芸術大学講師、「オルケステル・ドレイデル」代表)、今井敬子(ポーラ美術館学芸課長)
2.コンサート
日時:17:10~18:00
会場:カフェチューン
出演:「オルケステル・ドレイデル」樋上千寿(クラリネット)、秦コータロー(アコーディオン)、高橋延吉(ドラムス)
■コンサート「スパニッシュ・コネクション コンサート」
日時:8月19日(土)17:00-18:00
出演:
スパニッシュ・コネクション
伊藤芳輝 (Yoshiteru Ito) – Guitar
平松加奈 (Kana Hiramatsu) – Violin
吉見征樹 (Masaki Yoshimi) – tabla
会場:地下1階 カフェ チューン
■芸術新潮Presents
学芸員に聞く ピカソ×シャガール、巨匠の美対決
日時:2017年4月1日(土)13:00~15:00
会場:新潮講座 神楽坂教室
ナビゲーター:吉田晃子(芸術新潮・編集長)
講師:東海林洋(ポーラ美術館・学芸員)
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
特別協力:メレット・メイヤー、群馬県立近代美術館、AOKIホールディングス
後援:フランス大使館