100点の名画でめぐる100年の旅
ポーラ美術館のコレクションは、ポーラ創業家2代目・鈴木常司が40数年かけて収集したもので、西洋絵画、日本の絵画、ガラス工芸、東洋陶磁、化粧道具など、ジャンルは多岐にわたり、その数約1万点を数えます。特に当館の絵画のコレクションは、19世紀から20世紀にかけて活躍した画家たちの重要な作品が体系的に集められています。開館15周年を記念する本展覧会では、当館収蔵の絵画作品のなかから、ポーラ美術館が選ぶベスト100、西洋絵画71点、日本の洋画29点を厳選いたしました。
本展では、この100点の名画を、画家や芸術運動、主題や時代に関わる20のテーマに分け、19世紀半ばから世紀転換期を経て、20世紀にいたる約100年間の西洋と日本の近代絵画の流れを旅するようにご覧いただきます。100点はどれもコレクションを代表する名作ばかり。ポーラ美術館はじまって以来の贅沢なコレクション展です。
また、各界でご活躍の17名の方々がそれぞれ100点の中から1点を選び、「この絵が名画である理由」をテーマにいただいたコメントを、作品の横に掲示しました。ひとつひとつの作品のなかに広がる豊かな世界をご堪能いただき、ご自身の名画を見つけてください。
■記念講演会「近代美術の祝祭―ポーラ・コレクション」
講師:高階秀爾 (大原美術館館長)
日時:2017年10月28日(土) 14:00-15:00
会場:ポーラ美術館講堂
■スペシャルギャラリートーク「私が選ぶポーラ美術館コレクションベスト5」
第1回 講師:山下裕二 (明治学院大学教授)
日時:2017年11月18日(土)
第2回 講師:結城昌子 (アートディレクター、アートエッセイスト)
日時:2017年1月27日(土)
各回14:00-15:00
■ギャラリートーク
日時:2017年10月14日(土)、11月11日(土)、12月9日(土)、2018年2月10日(土)、3月3日(土) 14:00-14:40
■会期中の2017年10月1日(日)~12月15日(金)、人気作品投票企画P1-GRAND PRIXを開催。
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館